昨日、所得税額が30万円を超えてもnanaco払いできることが分かったのですが、マイルにすることを考えると素直にクレジットカード払いにした方が得だということが分かりました。
実はクレジットカードでも払える
今年から所得税はじめ各種国税がクレジットカードでも払えるようになりました。
コクゼイ ノウフ ジェイピーってすごいURLですね・・・
利用できるクレジットカードはVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、TS CUBIC CARDのマークがあるカードと書かれているので、ほぼすべてのカードで支払うことができますね。
今のところ、どのクレジットカードもポイントの対象になるようですが、手数料が1万円ごとに82円(税込)でかかります。その手数料以上のポイントが獲得できれば少なくとも損にはなりません。
というわけで納付額ごとの手数料率をグラフ化してみました。
おっと!
納付額1000円だと手数料率は8.2%。こんな還元率のクレジットカードなんかありませんね。どうやら税額が少ないときは手数料率が高くなってしまうことがあるようです。
もう少し拡大してみましょう。
税額が1万円の倍数の時は手数料率0.82%になり、千の位以下の額が少ないと手数料率が高くなります。それから、税額が多くなるとぶれ幅が小さくなっていくのが分かるかと思います。
税額40,001円の時に手数料率1.02%となるので、ざっくり言うと5万円以上の支払いであれば1%以上になることはないと思っていただければ良いです。
nanaco払いよりも得になる条件は
nanaco払いとクレジットカード払いどちらが得になるかを比較するには、クレジットカード払いの還元率から手数料率を引いた数字と、nanacoチャージに使用したクレジットカードの還元額を比較してどちらが高いかで分かります。
クレジットカード払い還元率-手数料率 ←比較→ nanacoチャージ還元率
仮にnanacoチャージの還元率が1%とすると、クレジットカード払いの還元率が1.82%以上であればクレジットカード払いの方がお得になります。
ですが、残念ながら1.82%以上のカードはこの世にはほぼ存在しませんね。
やっぱりnanaco払いの方がいいじゃないかと思われた方、ちょっと待ってください。単純にポイントで考えるのではなく、マイルに換えることを考えるとどうでしょう。
私がメインで使用しているANA VISA ゴールドカードは1%還元、マイペイすリボや前年度利用額に応じたボーナスポイントを加えると1.7%近いポイント還元率になり、それらをマイルに換えても1.6%ほどの還元率になります(すみません。細かい計算は省略しますが、通常ポイントは1ポイント10マイル、ボーナスポイントはGポイント、東京メトロポイントを経由すると1ポイント4.24マイルになります)
一方、nanacoのチャージに利用できるカードのうち楽天カードとYahoo!JAPANカードはANAマイルに交換でき、リクルートカードはいくつかのポイントを経由するとJALのマイルに交換できますが、いずれも還元率は半分に下がって0.5~0.6%になってしまいます。
ですので、nanaco払いの場合の還元率(0.5~0.6%)よりもクレジットカードの場合の還元率(1.6-0.82=0.78%)の方が高くなるので、マイルで考えるとクレジットカード払いの方が得になります。
支払方法は普通のネット通販なんかと同じ
クレジットカード払いの方が得だということが分かったので実際に納付してみました。
まずは、注意書きを読んでチェックボックスをONにして、画面下部にある「同意」ボタンを押します。
次の画面で氏名、住所、電話番号、税務署名を入力します。
納付内容をリストから選択すると、内容に合わせた金額などの入力欄が出てきますので、その通りに入力します。
確定申告の場合は納付税目を「申告所得税及復興特別所得税」を選択し、課税期間は平成28年、申告区分は確定申告、本税に納付額、合計額にも納付額を入力し、次へ。
入力内容の確認をして、問題なければクレジットカード情報とメールアドレスを入力します。一括払いだけでなく分割やボーナス払いも選択できます。
再度確認画面が表示されるので、問題がなければ次の画面で納付完了です。ネットショッピングなどとほぼ同じ要領で納付できてしまいました。
まとめ
マイルには興味ない方はクレジットカード払いにした方がお得とは限りませんが、カードの限度額さえ気にすればよいので、手軽さは圧倒的にクレジットカード払いの方が楽ですね。