Shocked Kitty by Mike. Licensed under CC BY-SA.
先ほどアメリカンエクスプレスカードから電話があり、カード利用が適切か?という問い合わせを受けました。はい、生まれて初めてカードが不正利用されましたよ。
身に覚えのないサイトで利用されていた
アメリカンエクスプレスカードの監理課の方の話によると、(死蔵している)アメックスグリーンカードでHanaCellというアメリカのSIMカードを販売しているサイトで$30ほどの利用があり、いつもと使い方が違うので確認の連絡をしたとのこと。
そのようなサイトを初めて知ったので身に覚えがないと伝えたところ、管理課の方は慣れた様子で「不正利用されたようですので、このカードは利用停止にして、新しいカードをお送りします」とのこと。
これ以外にもコミックシーモアでも100円ほど使われていたようですが、こちらも取り消してもらいました。
新しいカードを発行するのでカード番号が変わるのですが、継続的な支払いがある場合、公共料金のような大手の利用は手続きなどは特に要らないと案内されました。それは楽ですね。(死蔵カードなのでそのような利用はしていませんが)
年末にカードを送付するので届くのは年明け、それまではカードが利用できなくなります。(死蔵カードなので問題なし)
「クレジットカードは不正利用されるのが怖いので作りたくない」とおっしゃる方がいますが、不正利用された場合は補償されます。もちろん今回も私自身への負担は一切ないと言われました。
最後に、次回の請求時に身に覚えのない明細あったら連絡してほしいと言われました。公共料金キャンペーンでだいぶ印象が悪くなったアメックスですが、今回の対応は十分満足のいくものでした。頼もしい。
コメント
カードが不正利用された!当然、完全補償ですよ。
うん、不正利用は確かに利用者が金銭的被害を被ることは無く、基本的には本人確認の責務を怠った、ということで店舗が被害を被ります。
ただ、これは、クレジットカード会社から貸与を受けているクレジットカードの利用に落ち度が無かった場合。
ちょっと長くなりますがクレジットカード不正利用の仕組みを書きますね。
クレジットカード、券面にお買い物するための情報は印字されてますし、日々、どこぞのサイトでカード情報漏洩、本物そっくりさんの偽サイトやカード情報を盗むウィルスも多種多様のものが出回ってますから、クレジットカード情報は、外部にもれている前提で利用したほうがいいでしょうね。
クレジットカードの不正利用に合わない、あった際の対処の知識を得ていることが大切です。
クレジットカードの管理に落ち度が無ければ、基本的には利用者が金銭的被害を被ることはありません。
クレジットカード会社が店舗からの売上請求を拒否です。(チャージバック)。
これは、店舗がクレジットカードの取扱いにあたり、締結する加盟店契約において、クレジットカードの利用者が確かに本人であることの確認は店舗にその責務があるとしているからです。
不正利用があれば、それは、店舗が本人確認の責務を怠ったということで、クレジットカード会社は売上請求を拒否しなくてはいけません。
店舗がこのチャージバックリスクを回避する唯一の手段は、3Dセキュアと呼ばれる本人確認の仕組みを入れること、店舗が3Dセキュアを入れると、その責務はクレジットカード会社側へ倒れます。(ライアビリティシフトって言います。)
この場合でも利用者は金銭的な被害を被ることは無く、クレジットカード会社がその被害額を補填します。
早期に不正利用を発見し、適切にカード会社へ連絡していれば、その点でカードの管理に落ち度はありません。
※利用明細を確認せず、連絡が遅れるとアウトです。
利用者のクレジットカード管理の落ち度、こちらは本人以外の第三者へ漏洩していないか、ということですが、今のところカード会社で調査しても確認するのは難しい、というのが実情です。
昨年のクレジットカード被害額120億円超、その大半がネットです。
2016年第一四半期で既に37億円、前年同期からは39.6%の増加しています。
クレジットカード情報はサイトに登録しない、登録するのであれば、アカウントがハッキングされてもクレジットカード会社に登録したパスワードが無いと決済できない、3Dセキュア店舗に限定する、3Dセキュアのパスワードは推測されやすいものはNG、定期的に変更する、これを実践していれば、ほぼ、間違いなくカード利用者の落ち度は払拭できるでしょう。
sophieさん
詳しい補足ありがとうございます。
「クレジットカード情報はサイトに登録しない、登録するのであれば、アカウントがハッキングされてもクレジットカード会社に登録したパスワードが無いと決済できない、3Dセキュア店舗に限定する、3Dセキュアのパスワードは推測されやすいものはNG、定期的に変更する、これを実践していれば、ほぼ、間違いなくカード利用者の落ち度は払拭できるでしょう。」
これは実践したほうが良さそうですね。