覚えておける長いパスワードを作る方法

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先週、ビックカメラのポイントが不正に使われたという事件が起きました。
他サイトから漏れたID・パスワードが使われた可能性が高いとのことです。

私のアカウントも不正アクセスを受けたようですが、
私はパスワードの使いまわしは行っていないため、実害はありませんでした。

どうして私がパスワードの使いまわしをせずにいられるのか、
そして、どうしてパスワードを覚えていられるのかを紹介します。

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ビックカメラからメールが来た

金曜日にショッキングなメールが届きました。

ビックカメラのサイトで不正アクセスがあり、
私のアカウントも不正アクセスされた可能性があるという内容でした。

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家電量販店のポイントは普段はすぐに使ってしまうのですが、
半年前から立て続けに3枚のクレジットカードを発行し、
その入会キャンペーン条件をクリアするために、
ポイントは使わずカードの支払いを多くするようにしていたため、
1万ポイント以上貯まっていたのです。

それらのキャンペーンはもうクリアできたので、
そろそろポイントを使おうかと思っていたときにこのメールが届いたので、
慌てて自分のポイントがどうなっているか確認しました。

アカウントがロックされていた

ビックカメラのwebサイトからログインしようと、IDとパスワードを入力すると、
アカウントがロックされていると表示されました。

どうやら本当に不正アクセスされた形跡はありましたが、
ポイントは無事でした。

ニュースを見てみると、
「他サイトから漏れたパスワードが使われた可能性が高い」
との事ですが、
私はパスワードの使い回しはしていないので助かったのだと思います。

もし使いまわしていたら、私の1万ポイントも使われてしまったことでしょう。

パスワードを使い回しないで済む方法

web上ではどんどん便利な新しいサービスが生まれるので、
IDとパスワードの管理が難しくなってきています。

「IDとパスワードはブラウザに覚えさせてるから覚えてなくても平気!」
というのも一つの対策かもしれませんが、
別のブラウザや機器を買い換えた時などに困ってしまいます。

そこで私が実践している方法を使えば、
長く、覚えていられるパスワードを作り出すことができます。

その方法とは、、、

どのサイトでも共通の文字サイト固有の文字」にする。です。

「どのサイトでも共通の文字」は覚えられる文字なら何でもよく、
もし、現在パスワードを使いまわしているようなら、
その文字を共通の文字としてもよいでしょう。

サイト固有の文字は、サイトに関連する文字で同じく覚えられる文字で、
サイト名などから取るのが簡単です。

たとえば、ビックカメラ用のパスワードなら、
どのサイトでも共通の文字を「abc123xyz」に、
サイト固有の文字を「biccamera」にした場合、
パスワードは「abc123xyzbiccamera」になり、
18文字のパスワードができあがりました。

共通の文字と固有の文字、それぞれは単純なものですが、
組み合わせることで長く(=複雑)になっても、覚えていられますよね。

注意点

注意しなければならないのは、
共通の文字は知られてはいけないということ。

サイト固有の文字を簡単なものにするので、
共通の文字が知られてしまうと、
この方法で作ったパスワード全てが推測されやすくなってしまいます。

ですので、メールアドレスとか名前といった、
他人でも分かってしなうような文字を使うのは避けた方が良いです。

いろんなパターンが生み出せる

先程の例では「共通の文字+固有の文字」でしたが、

「固有の文字+共通の文字」とひっくり返してもいいですし、

共通の文字を2、3パターン用意しておけば、
定期的にパスワードを変えなければならないサイトにも対応できます。

このように、ちょっと工夫すれば面白いように色々なパターンで
パスワードを作ることができます。

調子に乗って組み合わせパターンを複雑にしてしまうと、
覚えられなくなってしまうのでほどほどに。

ぜひこの技を使って、安全で便利なネットライフをお送りください。